PGP2019Rd4 プレビュー

折り返し。今回もハード。

Round 4はロシアのセット。

問題リスト

1. Arithmetic Separation 19 Casual/Math
2. Clouds 30 Casual/OP
3. Clouds 46 Casual/OP
4. Arithmetic Square (Unassigned) 28 Casual/Math
5. Arithmetic Square (Unassigned) 43 Casual/Math
6. Four Winds 20 Division
7. Four Winds 56 Divison
8. Skyscrapers 20 LS
9. Skyscrapers 23 LS
10. Slitherlink (Unequal Lengths) 39 Loop
11. Slitherlink (Unequal Lengths) 62 Loop
12. Snake (Striped, Length, Ends) 59 Path
13. Snake (Striped, Length, Ends) 78 Path
14. Doppelblock 30 LS/Math
15. Doppelblock (Variable) 80 LS/Math
16. Doppelblock (Parquet, Liar) 57 LS/Math
17. Slalom 64 Path
18. Goats and Wolves 50 Division
19. Arithmetical City 151 Full/Math
TOTAL: 955

数字埋めと計算のジャンルが極端に多い。そっちが強い人が得しそうなセットですかね。

なおpdfではTotal 875でしたが、実際に足すと955ありました。多くね?600点満点だった時代よいずこへ... (僕は得してるんでいいんですけど)

問題詳細

・Casual

1. Arithmetic Separation 19 Casual/Math

2つの虫食い算(かけ算)があり、上からみた数列が(順番を保ったまま)混ざって与えられ、それを元に復元する。

ヒントや数字の大きさを見て、かける数を頑張って復元するしかなさそう。19点と少ないが、普通に苦戦しておかしくないので、後回しでしょうね。

アンサーキーは右の虫食い算に対応する数列を。

2-3. Clouds 30+46 Casual/OP

タテヨコ2マス以上の長方形を模した「雲」を盤面に配置する。雲同士はタテヨコナナメ接触禁。盤面外の数字はその行・列で雲が占有するマス数。

数字からどういうサイズの雲があるかを復元するパズル。隣り合う数字が異なるとどこかに切れ目があり、数字がバラバラところが情報多し。あとは2,3かな。

単純だけど慣れないとしんどい。慣れると楽しい。僕はアプリので慣れました。やりたい。

アンサーキーはバトルシップ方式。すなわち雲マスの最左の番号を上から。

4+5. Arithmetic Square (Unassigned) 28+43 Casual/Math

通常のクロスマスに加え、結果数字が虫食いで、リストから埋める。クロスマスはかけ算わり算の順序が見た目ままなので注意。

もともと試行錯誤要素の強いパズルだが、加えて虫食い要素ができもっとつらくなった。さすがに完全運ゲーにはしないと思うので、ちゃんと制約を探ろう。例題は大小制約とか素因数制約があり、理詰めで解ける。

アンサーキーは入った数字をそのまま入力。行ごとに別の入力箇所か?

 

・Classic

6-7. Four Winds 20+56 Division

ジャンルDivisionとしたが個人差はありそう。僕はさしがねと同種と思っている。数字は伸ばす長さの和なので注意。(自分自身は含まない!)

いつも通り、数字の押し出し、引き込みを忘れず見ること。ヒントの連鎖の仕方を意識すると速く解けるかも。

アンサーキーはフィルオミノ方式、すなわち各列で指定されたマスのブロックの数字を入力。

8-9. Skyscrapers 20+23 LS

配点低めのSkyscrapers.事前にサイズはチェックできそうだが、この配点だとさすがに簡単そう。取りたいけど、時間調整用かも。

アンサーキーは行ごとに数字を入力。

 

・Variant

10-11. Slitherlink (Unequal Lengths) 39+62 Loop

通常のスリリンに加え、折れる場所で2方向の長さが異なる。

長さの条件が加わり厄介になった印象。「ここで折れたら長さ条件に反する」的な議論がだいぶ使えそう。軽い仮定もありか。それなりに配点が高いので気を引き締めて取ろう。

アンサーキーは、その行の内外をOXで。内がO, 外がX.

12-13. Snake (Striped, Length, Ends) 59+78 Path

スネークに市松要素が追加。ヒントが色に対応した占有マス数に。加えて端点と真ん中と長さも与えられている。10*10だと45マスが多いが果たして。

端点が分かる時点で市松のどっちがどの色かが確定するので、「スネークが市松に塗られている」というより、「塗られたマスをスネークが通過する」と見た方が分かりやすい印象。事前にマスを市松で塗っていてもいいかも(黒の方を塗る、灰の方は塗らない、的に)。あとは普通のスネーク。どういう道で進みそうか大雑把に決めて、微調整しよう。高配点だけど、ハマらなければすんなり取れるかも。

アンサーキーは、その行のスネークのマスかをOXで、Oが占有マス。

 

14. Doppelblock 30 LS/Math

15. Doppelblock (Variable) 80 LS/Math

16. Doppelblock (Parquet, Liar) 57 LS/Math

Doppel三兄弟。長男はふつうのDoppelblock. いつも通りやりましょう。

次男は使用数字がいつもと異なり、リストが与えられる。80点は怖すぎる。慎重に和を確定させたいところ。変な数字が出てきたらキレる。(2桁を示唆しているのは怖いなぁ...)

三男はマスが変則+各行各列でうそつきヒント。うそつきは±1になっている、ただし0とS (ありうる最大) は1ズレ扱いする。変則はまあ頑張るしかない。あとはうそつきをうまく確定させたい。最大数が0もありうるので、最大数より少し小さいものが初手のブロックマス確定に利くかも。最大数がたくさんあったらそれはそれで嘘が出そう。ただし変則盤面なので気を付けること。

アンサーキーはその行の内容を。黒マスはXで。

 

・その他

17. Slalom 64 Path

和名「ごきげんななめ」、ニコリのパズルだが海外での呼び名はこれ。Crocoでさんざんやったが慣れない。海外にめっちゃ速い人がいて怖い。

配点高めなので頑張ろう。準マインスイーパ手筋 (連続11,33,121,323など) は見落とさないように。1による連結手筋 (1の周囲4マスは必ず連結) とかも使えるかも。

アンサーキーはその行の内容をNZで。分かりにくいので入力には細心の注意を!

18. Goats and Wolves 50 Division

和名「ヤギとオオカミ」。これもちょっと前にCrocoに追加され、個人的に苦戦しているパズル。

基本は線を引くか丁寧に決めるしかない。異なる記号が隣り合えばそこで線が引けるし、何も入らないところができてしまうならそこは線を消せる。後者を忘れないようにすること。

軽い先読みも利きやすい。困ったら仮定してもいいが、仮定した線の管理に気を付けよう。

アンサーキーはその列で引く縦線の最長の長さ (の一の位) を順に。サイズ10で全部引くと0になる。

19. Arithmetical City 151 Full/Math

今回も最高配点がヤバい。何がヤバいってまず例題が間違っている。

一応ルール確認。四角に与えられたリストの数字を入れる。各行各列で数字は1回までしか現れない。丸囲みは複数桁の数字とみなし、最上位に0は入らない。

丸囲みの数字に矢印が引かれていて、点線矢印では小→大と、太線矢印では約数→倍数となるようにする。ただし点線矢印では値が一致してはいけないが、太線矢印では一致もOK.

例題では下辺で約数倍数が違っており解けない。しかしおそらく当該箇所の丸囲みを無くして1桁の数字とすれば解ける。なんか中央2列目だけで17-85,23-46/32-64か、18-36,27-54に確定するっぽい。ヤバすぎる。

本番のサイズも使用数字も不明。前回のコンパス同様、少し触ってみて、取っ掛かりが見えたらやってもいいかも。ただし前回と違い数字埋めなので、効率は出なさそう。最初から飛ばす選択も全然あり。(飛ばしても804点満点だし...) 取っ掛かりと言っても、今回みたいな全検必須なのだとつらいかもね。

アンサーキーはその行の内容を。

 

いつもながら配点の上下が激しいので選択が難しい。ちゃんと準備して臨みたい。