HPL3 反省会
ヒーローになりたい
(終わって直後の反省です。動画を見ての感想も随時更新予定。)
5 勝 7 敗で 6 位でした。全体的に接戦で順位は低かったが、Fastest 4 つを取れたのでよしとする。
1 周目
・A1. Fillomino 20% L
理詰めが分からなかった...相手は分かってたみたいで爆速で解いていた。
自分も充填を読んでいいところまで引いたけど、さすがに勝てなかった。
タイプ的にこういうの取りたいんですよね...きつい出だし。
・F1 LITS 50% WF
引きゲーの LITS をうまく引けた。右上がおおざっぱに 2 パターンで、片方を目でなんとなくつぶせたのがよかった。ちゃんと引きに行けたのがよかったと思う。Fastest うれしいね。
・E1 Skyscrapers 40% WF
A テーブルで引き分け (時間切れ) により戦々恐々としていたが、ふたを開けるとたしかにしんどかった。引き気味でやった選択はあまりよくなかったが、なぜかうまくいって勝ち。Fastest だがタイムはゴミ。
・C1 Diagonal Sudoku 0.05% L
ぼちぼち順調に埋まったと思ったら、5 の上に 5 を書いていた。そうでなくてもさすがに無理。give up.
・D1 Slitherlink 30% L
ミス待ちなのは悪くなかったが、相手がしっかり解いて正答したのでしゃーない。なかなかスピードが出ないので練習が必須だなぁ。とくにこういう問題のユニークネス。
・G1 Numberlink 40% L
じゃんけん負けました。
・B1 Coral
わりとみんな苦戦していた。練習のタイムはFastest レベルだったのでやりたかったかも...
2 周目
・A2. Kakkuro 0.1% L
思ったより接戦だったし、勝てるチャンスはあった。ぱっと見の制約が弱いので大域を読むべきだった。
・F2 Minesweeper 50% L
大サイズゴリゴリではなく、まさかの連続で大域。お互い引きに行って引き負け。Chocolate Sweeper を最近やってなかったのが敗因か?これで 5 連敗。メンタルずたぼろ。
・E2 Yin Yang 30% W
なんか勝った。下辺で勘違いによりミスったのがもったいなかったが、引きにくい問題だったのが幸運だった。
ここで目標の 3 勝。あと全部勝てば五分だと言い聞かせて持ち直す。
・C2 Castle Wall 30% WF
まさかの単独正答。初手の理詰めが見えて (予想してた)、あとは引き気味。うまく引けてよかった。実際は理詰めで解き切れるので、ムーブとしてはあんまりよくない。
・D2 Hundred 30% L
わからん。みんな 1 分切ってたけど、自分は 10 分かかりそう...
ここで負け越しが確定したけど、まあこれはしゃーない。
・G2 Statue Park 30% WF
相手に追いつくために理詰め+大雑把な引きをしたらうまくいった。まさかの 4 個目の Fastest.
・B2 Araf
悲しい認識ミスでタイムアップもあったけど、解けてた二人は着実で早かった。自分は ミスって 7 分くらい。
総評と反省
・引きに行き過ぎて理詰め発見を逃すのが多すぎた。思考によるタイムロスを恐れすぎな気がする。
・それでも上手く引けて 5 勝できたが、どれもラッキーだったと思う。
LITS と Statue Park. どちらも「ファジーな理詰め」からの引き (僕が常日頃「お祈り」って呼んでるやつ) がキレイにハマった形。
Caslte Wall は問題相性勝ち。
panista 相手の Skyscraper と Yin Yang は正直うまくいってなくて、相手のハマりに助けられた。
・負けたものは負けるべくして負けた。
deu さん相手の Fillomino, Kakkuro は理詰め問なのに引きに行ったのがおかしい。
Mine Sweeper も理詰めが発見できてないのでよくない。
Sliterlink, Numberlink は純粋な速度不足。
Diagonal Sudoku と Hundred は自分には無理でした。
・今回は引きをメインにしたが、やはり理詰めは軸足にすべきだなぁと痛感しました。とはいえ考えすぎるとロスがあるので、さっきも言った「ファジーな理詰め」=「理詰めお祈り」をうまく極めていけないかね。。。
つまり、大雑把な理詰めを考えて、それを信じて引きに行く。みたいな。普段のラウンドでそれするのはかなり怖いんですけどね...
こんなところで。プレーオフは割と得意な方なので、能力以上に戦えそう。もっと地力を上げて成績を伸ばしたいなー。
詳細な振り返り
気になった問題を真面目に振り返ります。
A2 Kakkuro
ファジーな理詰めというのは、こういう問題でいきなり 4 箇所に数字を書くことなんですよね。局所的に制約がゆるいことを確認し、だったら大域だろうと読み切る。今まではちゃんと計算していたけど、信じて計算しない大胆さ。ちょっと大胆すぎる気もするが...
今回は、自信が持てなかったこと、どっちが大きいか分からなかったこと、下辺の制約に気付いてしまったこと、で発動できず。下を埋めて察したときにはもう遅かった。悔しいなぁ。
C2 Castle Wall
初手の大域を抜けた後も、内外や大きいヒントに注目したり、軽い先読みをすれば、ぎり理詰めの範疇で解き切れる。
中盤について、線や × が細かく決まると、微妙に気付きにくいループ禁が誘発されることがある。ヤジリンとか Geradeweg とかでもたまに出てくる。こういう時は先読みが効きやすいので、目で追うか、追えなくても仮定するかすればいいと思う。今回はかなりラッキーなだけだったけど、自分のタイプ的に安定して 5 分で解けるようにはしたい。
E2 Yin Yang
外周左辺を埋めたのち、右下でパス (境界線) の偶奇により進むの発見したが、その流れで理詰めで解き切れる模様。難所は R8C12=W. ここは局所偶奇手筋の難しい版で決まる。
今回はこれです。一間トビは怪しいと思え!
Yin Yang はパスの偶奇による大域手筋がたまーに使えるけど、理論というよりは典型的な形を覚えるべきっぽいですよね。2*3 の例のやつもこれも。
E1 Skyscrapers
普通に理詰め問なんだよね... ややヒントが飛ぶとはいえ、相手 (panista) に合わせて引きに行ったのは良くなかった。同じ作戦で戦ってどうする。理詰めお祈りで負けたらやむなし、くらいの自信が必要かも。
A1 Fillomino
このタイプの理詰めは見たことあるけど使ったことなかった。勉強になります。
気付けなかったのは悔しいが、それよりも、あんまり脳があったまってなかった、入り込めてなかったのが気になる。普段のラウンドでも割とスロースターター気味なので、それを考慮した作戦を組んだ方がいいかもね。てか毎回 deu さんと初戦なのつれぇ...
具体的には、ラウンド制だったら最序盤は簡単なものをやって「ホップステップジャンプ」にするとか、そもそもラウンド開始前に何問か解いてトップギアに入れておくとか。後者はスタミナが気になるので、(脳の) 体力づくりもしていかないと。
B1 Coral
こういうタイプの問題の理詰めで何より大事なのがイラロジ手筋なんだなぁ、と思いましたとさ。(イラロジ型のヒントなんだから当然である)
D2 Hundred
さすがにもうちょっと冷静に見るべきだったよね...かかりすぎるとよくない。
F1 LITS
「薄い」LITS なことを見抜いて引きに行く。右上位置関係の大雑把な二択と思って片方目で処理する。冷静にもう一方を埋めきる。完璧なムーブでした。完璧すぎて、他も引きにいき過ぎた気がせんでもない。
引きは目的ではなく手段。引きに行くのが目的ではない。解くための手段に過ぎないのだ。それを忘れてはいけない。
D1 Sliterlink
ユニークネス以前に、シンプルに遅い。手が止まりすぎてる。こういうナナメ系は、情報が波及しても使わないことも多く、目線がぶれてタイムを落としやすい。小ループ禁が連鎖していくのを逃さないのが早解きのコツなのかなぁ。こればっかりは精進あるのみとしか...
B2 Araf
答えを知ってると引けるけど実戦では...というやつ。まあ右下に注目だろうし、つながり方もちょっと先読めばわかる。しかしそれが見つからないと、大域とかを探し出して迷宮入りもあり得る。バランスの取り方が難しいなぁ。