うぃっす
直近はパズル勢には忙しいスケジュールでしたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
怒涛のパズル週間のラストは、折り返したばかりの PGP です。頑張っていきましょう。
問題リスト
今回「一部問題でテーマに沿った色付けがされている」とのアナウンス。
# | problem | pts | genres | size |
---|---|---|---|---|
01. | Password Path | 25 | Casual (Path) | ?(8) |
02. | Fillomino | 36 | Division | 13 |
03. | Spiral Galaxies | 20 | Division | 10 |
04. | Spiral Galaxies | 36 | Division | 23!!! |
05. | Dominion | 28 | Division/OP | 13 |
06. | Hydra | 23 | Path | 11 |
07. | Kropki | 33 | Full (Latin) | 6 |
08. | Tapa [transparent] | 52 | Shading | 11(22?) |
09. | Tapa [Wall] | 52 | Shading | 10(20?) |
10. | LITS | 45 | Shading | 13 |
11. | Star Battle | 46 | OP | 13 |
12. | Kurotto | 49 | Shading | 11 |
13. | Fillomino [Cipher] | 80 | Division | 10 |
14. | Scrabble [2+ Crossing] | 56 | Casual (Words) | 17 |
15. | Hexa 7 | 63 | Full | ?(12, 8) |
16. | Yajilin | 81 | Loop | 27!!! |
17. | Hex Islands | 77 | OP | ?(6,6,6) |
TOTAL | 792 |
サイズが不穏なセット。Finish 近くまで取りたいが怪しいぞ。。。
種類は少な目、すべて確認はできそう。
前半はドロップアウトせずちゃんとペースを保っていきたい。独特なパズルが多いので詰まって萎えることのないよう注意する。もう捨てられないぞ。
また、今回低配点が少ないので、終盤の微調整が難しく立ち回りが大事になってくる。最後まで気を抜かないように。
問題詳細
01. Password Path 25 Casual (Path) ?(8)
Casual ではあるがパズル要素強め。8 方向に進むのでやや探索しづらいけど、楽しいは楽しい。
手筋:
- 局所的つながりチェック。単一出現の文字が制約強め。 PUZZLE だと LE, EP, PU の並びが強く、E や P の周りで探すとよい。向きも書いておくとよい?
- 大域的つながりチェック。局所的な断片をつなげる。向きに注意。平面的制約 (線が交差しない)
けっこう好きなので、終盤にうまく取れるといいかな。
key: 盤面の数字を通る順番に。
02. Fillomino 36 Division 13
定番枠?この位置なのは不思議。
サイズ大きめ。ハタンすると痛い。ミスのないように。使用手筋はマシかもしれない。
理詰め寄りで、終盤の引きはありだが、同面積隣接禁を見落として誤答することもあるので、慎重に。
key: 各列で指定されたマスの数字の一の位を順に。
03. Spiral Galaxies 20 Division 10
04. Spiral Galaxies 36 Division 23!!!
天体ショー。これも定番枠だが、4 番の方のサイズがおかしい。なにこれ?
これも終盤でしょう。最近分割系パズルが人より遅いことに気付いた。なので優先度は低め。
このサイズ・配点なら引かずに丁寧に理詰めした方がよさそう。
key: 指定行の各マスで、ブロックの記号を順に。
05. Dominion 28 Division/OP 13
分割はしているがこっちは好き。領域の大雑把なつながりを把握してうまく引いていこう。局所的な議論が大きく影響を与えることもあるので、そういうのは見落とさないように。
key: 指定行の各マスで、領域の記号を順に。黒マスは X で。
06. Hydra 23 Path 11
頭が増えたスネーク。X は通らない。頭は全表出で、1 が尾っぽ、他の数字は 1 のマスからの距離を表している。
スネーク条件は "2x2 がすべて黒マス or 市松になるのが禁止" と言い換えられる。また端点はすべて与えられているので、埋める胴体のマスはガンガン伸ばしていくとよい。ぬりみさきみたいな感じ。胴体だけで連結している。実は白マスがかならず外につながるけど、使わなさそう...
ただし普通のスネークと違い 3 方向以上に伸びうることに注意。T字路、十字路の個数 a, b については制約があり、a+2b が (端点の個数)-2 になる。しかしこの配点で使うかは微妙。
頭の数字の制約がかなり大事。分岐により数字を勘違いしやすいので、胴体にきちんと数字を振っておくといいかも。
いろいろ書いたが所詮は 23 点。難易度としてはそこまで高くなさそう。明確にわかる制約は丁寧に追って、しんどそうなら引く、それしかない。
key: いつもの OX 方式。
07. Kropki 33 Full (Latin) 6
サイズ 6 なので非表出の隣接条件も過激。1526 の四角+3-15, 4-16 と覚えよう。たとえば、2x2 に 印が全くなければ ABAC か1526 しかない!そこに 3, 4 が入ればかならず 1が 2 個くる。みたいな変な手筋がある。
隣接条件の図とにらめっこしながら埋めていこう。あくまで制約の強い場所から攻めるんだということは忘れずに。n 択して引きに行くこともしやすい。この配点だとそこそこ難しいと思うが、意外とおいしい思いもできるかも。ただし全表出ルールなので誤答に注意すること。
key: みたまんま
08. Tapa [transparent] 52 Shading 11(22?)
ヒント数字も塗れる Tapa. ヒント数字が黒か白かで挙動が変わるので真っ先に意識しよう。通常のTapaで無い組合せなら黒!114 は角まですべて黒!みたいな。
局所的にうまく決めてじわじわ攻めていくしかない。ちゃんと局所的に解き切るように。2x2 禁や局所的分断を見落とさないよう。「これはもう決まらないので他から攻める」という感覚も大事。バランスを取って。
サイズはよくわからない。下手すると横長かも。
key: 指定行で、連続する黒マスの長さを順に入力。
09. Tapa [Wall] 52 Shading 10(20?)
トケタで楽しかったやつキター。分断が分かるので意識すること。分断以上の情報も持ってることに注意 (一方黒なので強弱リンク)。たまにチェインが仕組まれていることもある。見抜けなかったらおとなしく二択しましょう。
key: 上に同じ
10. LITS 45 Shading 13
サイズ大きめ。海外産は独特な問題も多い。引きに行くのも手。
key: 指定行で各マスの属するピースの記号を順に。白マスは X.
11. Star Battle 46 OP 13
2 stars にしてはサイズ大きめ。こういうときは強い局所ヒントか強い盤面制約がある。ちゃんと見抜くように。
key: 各行で最も左の星の番号を、上から順に。いつもの。
12. Kurotto 39 Shading 11(22?)
海外産はこれまた嫌な予感しかしない。引きゲーか?引きゲーと感じたら心してかかるか思い切って捨てよう。これも横長の可能性あり。注意。
key: Tapaに同じ。
13. Fillomino [Cipher] 80 Division 10
記号なしのブロックがあってもいいことに注意。
数字をうまく決めていくほかない。形状から数字の可能性を絞ろう。この配点だとカウンティングは必須かも。ちゃんとリストを作って解いていこう。カウンティングの際も記号なしブロックの存在に注意すること。
coded なので時間はどうしてもかかるが、解いておきたい問題ではある。
key: classicに同じ。codedだけどちゃんと数字で答えること。数え間違いに注意。
14. Scrabble [2+ Crossing] 56 Casual (Words) 17
スクラブルだが、どの言葉も必ず 2 回交差するという制約が課されている。表出文字については、色付き背景のものは全表出ではなく、白背景のものは全表出。最初の手がかりはそれでしょう。
2回交差制約がどう効くかはよく分からない。最後詰めで違反しないことは大事。それ以前で組み方に制約をかける、なんてことは起こってほしくないなぁ。短い言葉があるとそういうことも考えられる。
まあ表出を頼りに埋めてくしかないでしょう。最初にマークすること。
言葉系は著しく遅いので、ほぼ取らないより。スクラブルはマシなほうだけど、それでもやりたくないかなぁ。前半うまくいきすぎたら (Finishペースなら)、終盤で触ってもいいかもしれない。
key; 指定行に入った文字を空白を飛ばして順に。何もない場合は X のみ入力.
15. Hexa 7 63 Full ?(12, 8)
かなりヤバい数字埋め。
1 から 7 を埋める。2 ステップで届く位置の場所に同じ数字が入らない。
同数字禁が厄介。Hex なので実質ほぼ隣接禁だが、例題のように隣にマスが無いと同じ数字 OK になってしまう。ただこの場合も完全に分断してるわけではなく、この 2 マスを通った同数字禁はありうる。
試しに埋めてみると相当制約が強いことが分かる。実際、穴が無ければ 7 個が最小だし、その場合パターンはほぼ確定している。
手筋は Naked が基本だが、一つの数字の利きが結構遠くまで飛ぶことに注意したい。
サイズも大きいので、結局のところは埋め力を問われている。配点的にとっておきたいがどうなるか。
key: 指定列の数字をそのまま順に。穴は無視。
16. Yajilin 81 Loop 27!!!
横にでかい。たぶんテーマがかかってる。がんばれ。キーは上から。キー入力が多いので誤答に注意。
key: 指定列で最も上の黒マスの位置の番号を、左から順に。黒マスが無い時は 0 を。いつもと違う方向なので注意。
17. Hex Islands 77 OP ?(6,6,6)
島に分かれた盤面に指定の polyhex を配置する。 polyhex は回転可だが反転不可。矢印は見える島の列のうち、黒マスが最も多い方向をさしている。ただし、矢印は一番手前の列だけを見ているものとする。
どういうのがくるか予測しづらい。手筋はあまりなく、矢印ヒントを追ってその列の黒マスの個数を決めるよりなさそう。あとはpolyhexの管理くらい。
pentominoでのこれは結構苦手だったのでやる気が落ちている。でもやるしかないか。つれぇ。
key: 指定された列にあるブロックの名前を順に。奥の列までちゃんと入力する。2 マス以上現れても一度しか入力しないこと。何もない場合は X のみ入力。
作戦
目標は 600 から 650. 少なくとも 550 は確保しておきたい。
今回あまり取りたくないのが Scrabble, Hexa7, Hex Islandsと高配点に固まっている。できればあまりやりたくないが、すべて捨てると 600 を切ってしまうため、どれかは取る必要がある。Words, Full の遅さを考え見ると、Hex Islands を取るのが妥当か?
Hex Islands はどういうのがくるか分からない怖さがある。少し広めの 9 個の島に 裏返しを考慮したtetrahex 10 個を乗せるのが妥当か?それより手筋チェックを忘れず。 0 個も矢印が指せるのは忘れないように(出なさそうだけど)。10分くらいで取れるとおいしい。
Hexa7も、手がかりが見やすい盤面なら取る価値あり。あーくさんの練習問題はかなり苦戦したが、あれ以上のものは出なさそう。それよりもサイズ的に効率が出しづらい可能性がある。見て判断かね。
一方で、 Scrabble はどんな展開になっても一番最後で問題なさそう。
低配点~中配点は、苦手なものはあまりなく取っておきたいが、ハマる可能性はある。こちらを全部解きに行くのも悪くはないが、捨てる選択肢は持っておきたい。加えて低配点帯は効率が出にくいので、やや優先度低め。
というわけで、今回かなり変則的に行きます。前から印刷、Password Path の後、Tapa x2, Yajilin, LITS, Star Battle, Coded Fillomino と取る。これで 381 あるが、得意な方からやってるのを考慮してここまでを残り 40 分までに取りたい。
40 分余ったら、Hex Islands, Hexa7 を (取れそうなら) 触って、残り時間は低配点注ぎ込む。
30 分を切るようなら、低配点全解き方面にシフトし、550 を確保しにいく。
その中間はHex Islands を見て判断する。飛ばした場合も中間コースで。
これで行きましょう。うまくいけば 700 overまであるし、ダメでも 550 は行けるんじゃないかなぁと。